2014-11-05 さそり座13度 「実験をしている発明家」
さそり座13度
「実験をしている発明家」An inventor experimenting.
:::2013サビアン日記より::::
発明家は違う素材を結びつけ、今あるものよりさらに役立つ
あたらしものを作り出そうと実験を繰り返します。
さそり座の実験は人と人とを出会わせ結びつけること。
人と人との組み合わせで変わる可能性や、
新しい才能を見出そうと、慎重に試行錯誤を重ねていきます。
控えめでありつつ人間関係を掌握する能力があります。
ユングは人との出会いを化学反応にたとえています。
あなたとわたしの人格が真に出会うとき変容が起きる。
それは表面的な出会いではなく真実の出会い。
2つの化学物質がぶつかりあって反応し、
まったく違うものを発生させる化学反応のように。
わたしにとって、この「本当の出会い」は、
F・パールズの「ゲシュタルトの祈り」の中にあります。
パールズはレストランでウエイトレスを前にして
ナプキンに無造作にゲシュタルトの祈りを書いたそうです。
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ゲシュタルトの祈り
私は私のために生き
あなたはあなたのために生きる
私はあなたの期待に応えて行動するため
この世に在るのではない
そしてあなたも私の期待に応えて行動するため
この世に在るのではない
もしも縁があって私たちが出会えたのなら
それは素晴らしいこと
出会えなくても
それもまた素晴らしいこと
(F・パールズ)
この詩が冷たく感じる人もいるようです。
わたしはゲシュタルトの意味も知らない時にこれを読んで大好きになりました。
今ちょっとだけわかるようになって、
自分を完成させる、統合化に向かうというのはこういうことなんだな・・・・
という気がしてきました。
by umiyami | 2014-11-05 07:45 | 今日のサビアンシンボル