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【水星②】結局、あなたは誰で、誰に何を伝えたいのか?

今日は、水星の鍛え方について、昨日書いた記事の続きです。
                     ↓    
①素晴しい感受性も、表現力が伴わないと理解してもらえないんだよっていうはなし


表現力とか、自己表現については、
みんな、これすればいいよ!って、同列にひとことでは言えないんですよね。

人それぞれの個性があるからです。


人を惹き付ける魅力、存在感といったことで考えても、
派手な身振りで人を惹き付ける人もいれば、控えめでいて人に安心感を与える人もいます。
そして、
その個性、その人らしさの発露こそが、ほんとうの意味での自己実現であり、
人生に充足感を作り出すものであり、それこそが人を魅了してやまない表現力・・・
というものではないかなと、思うのです。

自分らしさ、個性というものは人まねでは得られないのです。
ホロスコープに偏りがあったら、その偏りが個性にもなります。

ですが、ここは大変逆説的なのですが、
好きな人の真似をすることから始めるのが、一番やりやすいのですよ。
モデルとなる尊敬する人の真似をすることで、
自分との違いが浮き彫りにされて、自分の良さがわかるようになる。
そうしたことは、1日では無理なことですが・・・。

といわけで、わたしがおすすめするのは、
写経ですだ!
文章がうまくなりたければ、文豪の美文を一言一句写経する。
声に出して読む。
漱石先生の草枕の冒頭などは、なんど見ても声に出して読みたくなります。
しゃべりのうまさを体得したければ、落語なんかがヒントになります。

好きじゃないけど流行ってるからとか、みんなが良いって言うからって、
真似しないでくださいね。それは自分に無理をさせることになるから逆効果になりかねない。

単純すぎてちょっとバカみたいかもしれませんね、
でも、練習するってそういうことです。そういう地道な繰り返しなんですよね。



水星がだーーっと広がって収拾つかないひとがいます。
水星、木星にトランスサタニアン、それに月も関わっていたりすると、
インスピレーションはわいてくるのに、それをうまくまとめて他者に伝えることができなかったり、
よくしゃべるのに、あまり内容のない、中身のない感じの人、という印象になったりします。
または、
アウトプットできないままに、深読み、裏読みしてしまい、わーーっと内側だけで沸騰して、
人からみたら、なんでそういう考えになるの?って謎の思考展開の人、ってなる場合も・・・。
もちろん、それでもうまく水星力を発揮していけるひとはいますが・・・。

反対に、わたしなどは水星、月、土星の組み合わせなので、
幼稚園から小学時代、結構長く緘黙症の時期があったほどで、
ずっと喋ることも書くことも苦手でした。
でも、活動サインの水星なので、頭の中には言葉が一杯詰まっていました。

ああ、これが勝手に外に漏れちゃうとキチガイてことになるんだろうなぁ、とか、爆。

そのくせ、間違ったことを言って叱られるのでは?と、怖くて、
自分の考えを喋ったり表現することが、長い間、自然にできませんでした。

人前で喋るなんて、絶対できません!と、占星術を始めたころもまだ言ってましたが、
わたしの場合は、占星術というツールを手に入れたことと、
人生において考えるだけだけだった時間が長かったということが、今、役に立っている気もします。



真似しましょうっていっても、
師匠や先生のいる人は、師匠のブログのコピペをしろ!というのではありません。
それはちょっと脳タリンな弟子脳すぎますね。
師匠の師匠の師匠くらいを勉強する、そして、もう死んでいる人がいいと思います。
古典、聖典そういったものがいいです。
死んでいて、本が残ってるということは、
その人はもう変遷がないから安心して入り込める、ということがあります。




自分のホロスコープの水星からひもといていくということも有益です。
ですが、占星術を知らなくてもやりようがあります。

以下、ちょうど昨日書いた、鑑定のご質問へのお返事に、共通することがあったので、
わたしからのお返事の一部を抜粋します。これも、
自分らさしさを思い出すために役に立つと思います。

一番多いのではないかなと思う、お仕事の適性と方向性についての質問です。


これまでのお仕事の経験と、
更に言いますと、子供の頃から好きだったこと、
思い出に残っている成功体験、
幸せを感じた経験、などを思い出して、
できれば書きだしてみられると良いと思います。
(頭を使い、手を使い、目で見る作業が結構重要)
そこにはなにか必ず、ヒントがあるはずです。

まず、ご自分のこれまでを振り返ってみられること。

いままで何をして喜ばれ、
相手から感謝されてきたか?
また、
それにより自分が一番満たされた瞬間は、
どんな経験だったか、
自然体でしたことで、
自分がなにをしたときに一番充実を感じてきたか?
そういったことです。



どんなふうに自分は水星を使ってきたのか?自分のパターンが必ずそこに出ているはずです。
繰り返しでてくる「カギ」があるはずです。
年齢ごとに喜びの度数を点数などでつけてグラフにして行くような、
セミナーなどでよく使われているやり方で知っている人もいるかもしれません。
具体的に知りたい方は、何かの機会に聞いてください。
書くのはちょっと骨が折れるので、ちょと勘弁してくださいw
スカイプの読書会とか読み会を10月は1.2回やる予定なので。


伝えるということは、教えるより実は高度なものだったりします。

それで、いちばん大事なことって,
たぶん普通に毎日を生きていくこと、それが一番重要な気がしています。
精神的なこととか霊的なこととか、そういうことだけに偏ってしまうと、
この世で生きていることの意味がなくなるのではないかって、
最近よく思ったりするのです。



そして、本当に大事なことは、間違いを恐れずに進むことです。

わたしたちは、最初から、完璧を目指したらだめなんです。

なぜなら、わたしたちは、そんなに大した存在じゃないんですよ・・・
間違いもするし勘違いもする。
気づかない間に人を傷つけて、平気な顔をしていたりもします。
間違っていたことがわかっても、
そういうことで自分を責める気持ちを持ってはいけないんです。
間違いに気づいたら、あらためる。
勘違いに気づいたら、修正していく。
人傷つけたことに気づいたら、謝って二度としないと誓うんです。
そしてまた前に進むんです。
それが、生きるって言うことなんだと思います。



なんて偉そうですねー後ろ向きに前進している寝!の、河童でしたwww

by umiyami | 2016-10-04 05:33