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29歳転機説とクロノクレーター(2)

29歳転機説というのがひところはやりました。
出典はよくわかりませんがこれは占星術でいえばサターンリターンにあたります。サタンと間違えるひとがたまにいらっしゃるんですがサタンではなくサターンですwまあちょっと意味を知れば、やっぱり似てるではないか!という話もありますが、、、(゜-゜)悪魔も正体を知ればやっぱりそれほど怖いものではないと思いますお。

で、サターンリターンです。
土星の周期が28、9年なのですが、その人が生まれた瞬間の空、そこに土星があった位置に、29年かけて一周してきた土星が戻ってくるということで、土星回帰=サターンリターンと言います。だれでも29歳前後に最初の一撃を受けます。中にはあまり影響を感じないひともいますが、そういう方はもともと土星が軸になるような出生図を持って生まれた、責任感の強い成熟したひとなのかもしれません。

やるべきものごとを先送りしていたり、やるべきことを人任せして責任回避したり、テキトーにお茶を濁して放置していたことがある人、自分の影の部分から目を背けてきたひとは、その部分と直面して解決を迫られるような出来事が起きたります。親の保護から離れ社会人として大人としての自覚を問われるような状況に置かれる。見た目の可愛らしさや若さでカバーすることができなくなる時期ともいえます。それがサターンリターンです。

土星の回帰はどんなにがんばっても人生に3回が限度でしょうが、出生の土星と空の土星が90度のアスペクトをとる時期が7年毎にあり、こちらもちっちゃいサターンリターンと思って、注意した方がいいかもです。どのハウスで起こるかということで、予測して備える。その部分を意識して強化しておくなど、対策をしておくということでずいぶん衝撃が違ってくると思います。



土星は人生の落とし所とまつきよ先生は言ってました。他がめためたでも、土星で持つ人生というのもあると思います。もしかするとわたしなんかがそうかもしれません。太陽はけっこう地味で金星がコワレ気味、火星は地味だけど定期的に暴走する休火山型。そして、暴走しても土星月水星のアスペクトがバリエーションないままに地味~に安定して支えている感じです。大体は自分のことを忘れて親や他人の世話か、仕事に打ち込んで、乗り切るというような越し方だった気がします。


よくある質問で、発展方向はどっち?どこでブレイクしますか?という問なら木星で、12年毎の周期を見ます。木星に対して木星よりも周期の大きな惑星がかかわることで、より大きな変化が期待できたり、その反対に注意しなくてはならないことがでてきたりします。社会的な活動においては太陽よりも、火星・木星・土星を流れとして見たほうがいいかもしれません。
(火星でがんばって・木星で社会で発展させ・土星で定着させ他者に貢献して社会的な地位を得る)


そして、このとき、月や金星の経験をなおざりに年齢域をすごしてきているひとは、その後の人生でも素のありのままの自分を大切にすることが難しくなったりして、原因がわからない抑鬱状態に陥ったり、頑張れば頑張るほどに空回りして人生がうまくいかない・・・ということが起こったりがち。活力を失ってる気がする、いまが辛いと感じるなら、そんなときは月と金星に注目してあげるといいと思います。サビアンシンボルで見てみるのもいいでしょう。



一般的ンは太陽サインだけを使う太陽サイン占いがよく知られていますが、あたってないなと思われる方も多いと思います。太陽は人生の方向性、テーマを象徴していて、とても重要な惑星ですが、それだけです。わたしはこっちの方向に行きたいが、その先どうなるかという
展望や、どうやってそこにむかうかの方法は、他の惑星の働きになります。

性格は月、文脈しゃべり方は水星、好みや趣味は金星、絶対譲れないルールは土星、そんなふうに10個の惑星が一人の人のなかに存在しているんです。惑星の年齢域ごとにどこかひとつに集中し偏ることでその惑星経験をし発達させて、わたしたちは次に進むのですが、いろんな理由から経験が未完のまま次に進むこともある。そのやり直しを後からやることが必要です。

どこに未完があるのか、どう対処していけばいいのか、それを知るにはいろいろなアプローチの方法があると思います。瞑想やパスワーク、水晶視、ヒプノセラピーなども役立ちますが、自分で主体的になる姿勢がないとどれもうまくいかないでしょう。

年齢域とサターンリターンの説明が脱線して、元の質問を見失った感があります。爆。まとまらないままここらへんで終わりにしたいと思います。おまけに、わたしのサターンリターン体験記を追記。






わたしも昔29歳のときがありました。
29歳のとき、わたしは17歳の男の子と付き合ってました。彼はとても落ち着いて大人びていて24歳以下には見えなかったと言い訳しておきますが、それでも結構年下ですな。(ノ∀`)その当時、わけあってフルタイムの仕事の他に居酒屋の店員のバイトをやっていて、その店に彼がいました。明るくよく気がついて働き者の彼に一目置いていたわたしは、彼に迫られてちょっと年下だけどまあいっか!と付き合うことにしました。

それまでわたしは、家庭的に問題のある精神的に不安定な男の人とかかわってしまう傾向があって、今度は明るく屈託なくてまともそうだ!と思い喜んで・・・でもそれはほんのつかのま、段々彼の言動がおかしくなりストーカーじみてきたんです。そのうち、会えないと死ぬ、一緒にいたいから仕事を休むと言い出す。デートの帰り際にはいつも死ぬの生きるのと大げさな騒ぎを起こす。朝出勤するために駐車場に行ったら、車のワイパーに会いたいと書いた手紙を挟んである。え、昨日あったのに・・・と、気の休まる時がありませんでした。

彼は母と内縁の夫のいる家の居心地が悪かった。父親は新しい家庭をもっていて、どこにも行き場のない子供時代をすごしてきて、その当時もまだ子供のままだった。そしてわたしにありえない過大な愛情を求めているという気がしました。

ところが、ある時から急に彼が元の落ち着きを取り戻したんです。わたしの努力の甲斐があったのか!と喜ぶまもなく、彼から他にも好きな人がいると告白されるのです。エエエ~!そんなのありか!と目の前から色が失われて躰が冷たくなっていく感覚で体を動かすのもやっとの疲労感に襲われました。そのままわたしは別れました。そのひとが好きならその人としあわせになるといい。

母は怒り狂い、周囲に大人げないと責められながら、彼が立ち直るまではとだいそれたことを思い、なんどもわかれようと思いながら捨てることができなかった。

それにわたしは他にもストーカー的な被害の問題を抱えていて、こっちのほうが実はめんどうな問題だった。(これちょっと防犯上?詳しく言えない感じです)そのうえにさらに、この直後に母が死にそれとともにストーカー問題も消えました。そして、数百万の借金と小さな家を相続して今に至りまする。


このサターンリターンから今日までの間に中年の危機を挟み、それもなんとか乗り切りました。その間、結婚願望はけっこうあったので恋愛はなくはなかった。でも家の事情を話すと結局結婚話は振り出しに戻った。つまり逃げられた。今思えばその原因は借金や家系の問題ではなく、わたしの問題だったんだな!ってわかります。いまは、あの男の人達だれひとりとして惜しくない。恋愛では酷い目に合ったし、酷いこともしたし、楽しかったし悲しかったし、いい思いもした。いろいろありました。でもやっぱり、人生のある時期において恋愛はいいもんだと思う。

これほど連続してトラブルが起こり、人生が壊滅状態に追い込まれることになったのは、わたしがそれまで主体的には何もなしてこなかったという現実と、冥王星の影響がサターンリターンと同時に始まっていたことがあると思います。やっぱりサタンか!((((;゚Д゚))))と思わないようにお願いします。爆


わたしの母は病弱だったので、子供の頃から母の面倒を見るということを主にずっと生きてきていました。そこから脱却するために、無意識が「困った彼」を通して他者との関わり方を、母から自立してもっと深いルーツとのつながりを持つことを促した。そんな気もします。


いま、とてもだらだらして自分のことだけやっています。不満はあるけど、不満があるからおもしろい。ひとりで不安がいっぱいあって、自由があって同時にとても不自由で、知りたいことを知ることが楽しくて、書くことは苦しくてなんておもしろいんだ!という感動に満ちた世界に生きていることに、感謝が湧くのであります。そしてなにより、友達がいる。


いま、29歳のわたしに言葉をかけるなら、大丈夫!すべてはうまくいっている。人生はすばらしいと伝えたいです。

by umiyami | 2014-05-11 12:38 | 語ってみる