うお座27度 「収穫の月」
ひとつぶの麦もし地に落ちて死なずば、ただひとつにてあらん。
死なば多くの実を結ぶべし。(ヨハネ伝12章24節
「人は生まれるであろうが、生まれるためにはまず死ななければならない。
そして死ぬためにはまず、目を覚まさなければならない」
また、「人は目覚めたとき死ぬことができる。死んだとき、彼は生まれることができる」
これが意味するものを我々はつきとめなければならない。
<目覚める><死ぬ><生まれる>これは3つの連続的な段階だ。福音書を注意深く研究すれば、たびたび生まれることの可能性に言及し、<死ぬこと>の必要性も何度か説き、<目覚めること>の必要性に至って繰り返し触れていることがわかるだろう。
ウスペンスキー奇蹟を求めてp337-338
やっぱりちょっと、イマドキは、変化の時なんだろうなって思います。
今、変わらないでいることを選ぶほうが難しいのだろうなって気がしています。
傷つくことを恐れて、流れに逆らっても変わらないぞ!というしがみつきをやっちゃうと、
逆に後に大きな傷を残すかもしれませんね、こんなときは。
今日の太陽は、
うお座27度
「収穫の月」 A harvest moon.
新月にまかれた種を収穫する満月。
収穫を得るには、種をまき苗を育て世話をしなくてはなりません。
よい収穫を得るには、あなたがどれだけ世話をしたか、ということも重要ですが、
よい種、正しい種を選び、正しい時を選び、正しい場所にまくことが大切です。
そして、正しく放置しておくことも、世話をするのと同じくらい大事。
昨日iliadon さんからご質問いただきました、
「月の眠りを覚まし太陽意識で生きる」についてなんですが、
表面的な理解の落とし所としては、
太陽は顕在意識であり目覚め、職場など外に見せる公的な顔、
月は無意識であり眠り、素顔、性格というのは月の領分、というあたりは、
もうしっかり把握されてると思うんです。
で、ここから先を短くまとめるのはちょっとむずい。
どう書こうかな~という時間稼ぎに、爆
今日はウスペンスキーの奇蹟を求めてから、
グルジェフの言葉を引用して、お茶を濁しておくのです。・・・( ´・ω・)つ旦
ここにひとつの東洋の物語がある。たいそう金持ちの魔術師が羊をたくさん飼っている。ところが、この魔術師はひどいケチで、羊の番人も雇わなければ、放牧している牧草地の回りに柵を作りもしなかった。そんなわけで、羊はよく森へ迷い込んだり谷に落ちたりしたが、何より悪いことは、逃げ出す羊があとをたたなかったことだ。というのも、羊たちは、魔術師が自分たちの肉と皮を欲しがっているのを知っており、それが嫌だったからだ。
ついに魔術師は解決策を思いついた。羊に催眠術をかけて、まず、おまえたちは不死身だから皮を剥がれてもなんともない、いやそれどころか健康にもよく気持ちがいいと暗示をかけ、次に、魔術師はよい主人で羊をとても愛しており、お前たちのためならなんでもすると暗示し、それから、もし何かがおまえたちに起こるとしてもそれはすぐにではない、ともかく今日ではない、だから何も心配する必要はないと暗示したのである。さらに魔術師は羊に、おまえたちは羊ではないと言い、ある羊にはおまえたちはライオンだ、他の羊には鷲だとか人間だとか、あるいは魔術師だと暗示をかけた。
それからというもの、魔術師は羊の心配をする必要はなくなった。羊はもう逃げ出すこともなく、魔術師が肉と皮をとりにくる日をおとなしく待つようになったのだ。
この話は人間の有り様をとてもうまく説明している。
<覚醒する>とは、<催眠状態から解かれる>ということだ。ここに大きな困難があり、同時にその可能性の保障もあるのだ。というのも、眠りには本質的な理由は何もなく、人間は目覚めることができるからである。
これは理論的には可能だが、実際にはほとんど不可能に近い。その理由は、人間が目覚めて眼を開くやいなや、彼を眠り込ませるあらゆる力が十倍のエネルギーで働き始め、彼はまた眠り込み、しかも殆どの場合、目覚めている、あるいは、目覚めようとしている夢を見ているからだ。
奇蹟を求めてp341ー343より。
そして、グルジェフは、人間は一人では何も手にすることはできない、誰かの助けなしに目覚めることはできない。だから目覚めたいと思う人は、意を同じくする人を探し共に働かなくてはならない。しっかりとした指導者を持たねばならない。と、まあ、いろいろ言うわけですが、まずは自分が眠っている事に気づかなくてはならない。そして、そのすべては自己観察からはじまるって言うわけです。
ご覧のようにグルジェフ先生は、ビシバシ系どころか、
バッサリ豚斬り系でございますw
あと、溝口あゆかさんの割と最近のブログに、
『人間とは、機械のようなものだ』
『ほとんどの人が眠ったまま生きている』
By グルジェフ
というのが書かれていたのを思い出したので、貼っておきます。
“眠った機械”?から起きてみよう♪
あゆかさんは、難しいはなしをとてもわかりやすく書いてくれています。
去年、名古屋にお話しを聞きに行ったんですが、来月もまた行く予定なんですよね。
そのまえに春分講座があった(>_<)
まだまだ先って思ってたのに、はやいですな!
死なば多くの実を結ぶべし。(ヨハネ伝12章24節
「人は生まれるであろうが、生まれるためにはまず死ななければならない。
そして死ぬためにはまず、目を覚まさなければならない」
また、「人は目覚めたとき死ぬことができる。死んだとき、彼は生まれることができる」
これが意味するものを我々はつきとめなければならない。
<目覚める><死ぬ><生まれる>これは3つの連続的な段階だ。福音書を注意深く研究すれば、たびたび生まれることの可能性に言及し、<死ぬこと>の必要性も何度か説き、<目覚めること>の必要性に至って繰り返し触れていることがわかるだろう。
ウスペンスキー奇蹟を求めてp337-338
やっぱりちょっと、イマドキは、変化の時なんだろうなって思います。
今、変わらないでいることを選ぶほうが難しいのだろうなって気がしています。
傷つくことを恐れて、流れに逆らっても変わらないぞ!というしがみつきをやっちゃうと、
逆に後に大きな傷を残すかもしれませんね、こんなときは。
今日の太陽は、
うお座27度
「収穫の月」 A harvest moon.
新月にまかれた種を収穫する満月。
収穫を得るには、種をまき苗を育て世話をしなくてはなりません。
よい収穫を得るには、あなたがどれだけ世話をしたか、ということも重要ですが、
よい種、正しい種を選び、正しい時を選び、正しい場所にまくことが大切です。
そして、正しく放置しておくことも、世話をするのと同じくらい大事。
昨日iliadon さんからご質問いただきました、
「月の眠りを覚まし太陽意識で生きる」についてなんですが、
表面的な理解の落とし所としては、
太陽は顕在意識であり目覚め、職場など外に見せる公的な顔、
月は無意識であり眠り、素顔、性格というのは月の領分、というあたりは、
もうしっかり把握されてると思うんです。
で、ここから先を短くまとめるのはちょっとむずい。
どう書こうかな~という時間稼ぎに、爆
今日はウスペンスキーの奇蹟を求めてから、
グルジェフの言葉を引用して、お茶を濁しておくのです。・・・( ´・ω・)つ旦
ここにひとつの東洋の物語がある。たいそう金持ちの魔術師が羊をたくさん飼っている。ところが、この魔術師はひどいケチで、羊の番人も雇わなければ、放牧している牧草地の回りに柵を作りもしなかった。そんなわけで、羊はよく森へ迷い込んだり谷に落ちたりしたが、何より悪いことは、逃げ出す羊があとをたたなかったことだ。というのも、羊たちは、魔術師が自分たちの肉と皮を欲しがっているのを知っており、それが嫌だったからだ。
ついに魔術師は解決策を思いついた。羊に催眠術をかけて、まず、おまえたちは不死身だから皮を剥がれてもなんともない、いやそれどころか健康にもよく気持ちがいいと暗示をかけ、次に、魔術師はよい主人で羊をとても愛しており、お前たちのためならなんでもすると暗示し、それから、もし何かがおまえたちに起こるとしてもそれはすぐにではない、ともかく今日ではない、だから何も心配する必要はないと暗示したのである。さらに魔術師は羊に、おまえたちは羊ではないと言い、ある羊にはおまえたちはライオンだ、他の羊には鷲だとか人間だとか、あるいは魔術師だと暗示をかけた。
それからというもの、魔術師は羊の心配をする必要はなくなった。羊はもう逃げ出すこともなく、魔術師が肉と皮をとりにくる日をおとなしく待つようになったのだ。
この話は人間の有り様をとてもうまく説明している。
<覚醒する>とは、<催眠状態から解かれる>ということだ。ここに大きな困難があり、同時にその可能性の保障もあるのだ。というのも、眠りには本質的な理由は何もなく、人間は目覚めることができるからである。
これは理論的には可能だが、実際にはほとんど不可能に近い。その理由は、人間が目覚めて眼を開くやいなや、彼を眠り込ませるあらゆる力が十倍のエネルギーで働き始め、彼はまた眠り込み、しかも殆どの場合、目覚めている、あるいは、目覚めようとしている夢を見ているからだ。
奇蹟を求めてp341ー343より。
そして、グルジェフは、人間は一人では何も手にすることはできない、誰かの助けなしに目覚めることはできない。だから目覚めたいと思う人は、意を同じくする人を探し共に働かなくてはならない。しっかりとした指導者を持たねばならない。と、まあ、いろいろ言うわけですが、まずは自分が眠っている事に気づかなくてはならない。そして、そのすべては自己観察からはじまるって言うわけです。
バッサリ豚斬り系でございますw
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あと、溝口あゆかさんの割と最近のブログに、
『人間とは、機械のようなものだ』
『ほとんどの人が眠ったまま生きている』
By グルジェフ
というのが書かれていたのを思い出したので、貼っておきます。
“眠った機械”?から起きてみよう♪
あゆかさんは、難しいはなしをとてもわかりやすく書いてくれています。
去年、名古屋にお話しを聞きに行ったんですが、来月もまた行く予定なんですよね。
そのまえに春分講座があった(>_<)
まだまだ先って思ってたのに、はやいですな!
by umiyami | 2015-03-17 03:04 | 今日のサビアンシンボル