タイプ分けについて&知らないほど強い、聴く力と見る力

わたしは、にわかのタイプ分けが嫌いだ。
たとえばだけど、血液型占いで、決めつけられると、
「あなたは、人類をたった4つの型に分けて、なぜわかった気になれるんだ?」
とかいって、職場のオバサンを屁理屈で静かにやり込めたのだが、内心では、
「おまえにオレのなにがわかるのだ!ごるああああ(# ゚Д゚)!!!」
という、胃火山が噴火して口から溶岩吹いてるありさまでございましただ。(シン・ゴジカパオ)
おそらく、目からもビーム光線かなんか出てたと思われます。
まあエゴグラとかエニアグラムくらい、細かいと、性格診断としてはある程度信頼はできそうですが。

しかし、
個人的な世間話を、「人類」とかいうデッカイ話にすり替える、太陽いて座の大風呂敷よw
まあ、昔の話だよ(*´艸`*)こわがらないでぇ~~~
だいたい、占星術をやろうかって言う理屈好きな人間なので、笑
そのわりには、B型なのですみませーん!テヘペロ(*ノω・*)みたいな使い方はしています☆

率直に言ってタイプ論がわりと当たる気がするのは、バーナム効果によるところが大きいと思うんだよね。
(バーナム効果:誰にでも当てはまるようなことを言って、当たってる気にさせること)
これで一時期、全然知らないのに手相をみてあげるよ~とかいって、
テキトーに表情を観ながら占ったりして遊んでたけど、そこそこ当たるんですよね。
わりと小心なので、飲みに行ったときだけ、気分が乗った時にやってました。
あの時の皆さんすみませーん、全部ウソでしたー、爆。


え、占星術だってそうだろ?
って、思われるかもしれませんが、わたしとしては全く別のものだと思ってます。
占星術はタイプ論ではないし、タイプ論ほど単純な構造をしていないのです。
アフォみたいに時間と労力とお金も使って勉強してますし、この道楽者め!という感じです。
まったくもって、もうね、できればやめたいくらいです、爆。




で、まあ、そんなことを考えていて、
それで、朗読者というドイツの人の小説があるんですよ、それを思い出した。
最近朗読にはまっているので、そのせいです。


この本は、とてもさそり座的な世界だと思うのですが。

15歳の少年が21歳年上の女性に恋をする....
彼女は彼に朗読をせがむ。
そして、ある日突然、彼女は消えてしまい、数年後、予期せぬ形で消息を知る。

ストーリーにはナチスのホロコーストがからんでいます。


よく聴くことができる能力と、よく喋る上手にしゃべる能力とは別のものだ。
頭の回転の速さと、深い理解力とは同時に働くことはできない。たぶん。

朗読者 (新潮文庫)

あぁーそれ知ってる!わかる!もうわかってるから、と、いう思いが、
本当の意味で知ることを遠ざけるという、そういうことがあると思います。

ソクラテスの無知の知というのは有名ですが。
その意味は、自分の無知を自覚している者のほうが、俺知ってるもんねーと思ってる人より、
これから学んで行く可能性の大きさにおいて優れている、というようなことだと思います。
知らないから調べる、調べてわからなけらば、知らないから教えてくださいと尋ねる、そういう強さですね。





映画もとてもいいです。
タイタニックではちょっと素朴すぎてなんだかなぁ、
という印象を持っていたケイト・ウインスレットが、すごくいいんですよね。

映画の演技者、光景の描写、
それと、小説の活字の世界、
小説のほうがいい、映画のほうがすばらしい、ということは言えないです。
判断があるとしたら、どっちが好きか?ということだけかもしれません。




声と本の活字、言葉と文字
文字を持たない声と、声を持たない文字のすれ違い

誰にも知られたくないその秘密を守るために、いわれのない罪を被り無期懲役になったヒロイン。
そのわけを、彼女自身の羞恥心やプライドのせいにするのは、わたしは違うと思う。
なぜそのことをそうまでして隠そうとするのか?
過去のある時点であまりにも深く傷ついたために、罪悪感を背負ったために、
自分自身が何に傷ついているかさえ忘れてしまった、
つまり、彼女自身も自分のことをわかっていなかった。

原作がドイツのものなので、精神分析的な意味合いもあろうと思う。


彼が気づいた時点で秘密を暴露していれば、彼は彼女を救えたかもしれない...という含みもあるが、
彼は結局、彼女を救うことはできなかった気がする。
大人になった彼が「朗読者」として彼女に手を差し伸べたが、
結局彼は最後まで「朗読者」としてしか彼女と向き合えなかったようにも見える。


傷の物語だった。
たがいの傷がたがいを引き寄せた。
人間的なドラマのあるところの中心には必ず傷がある。




この映画の邦題も、悪くないけど、なんか違うなぁ....
愛を読もうとした、愛を読みたかった、という感じかな。残念賞みたいな感じがちょっとあるよ。

愛を読むひと<完全無修正版> [DVD]


人と人の間には大きな断絶があってわかりあえなくて当たり前、くらいに考えている。
一瞬分かり合えたら、それは奇跡的な神の恩寵のようなものだと思う。
愛する人の気持ちがわからないから、わかりたいという強い想いのエネルギーが生まれる。
それは、苦しみであると同時に喜びでもある。それが生きる醍醐味ではないか。




魂の救済って、どこにあるのかなって、こういう映画を見ると考えちゃうよ。
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by umiyami | 2016-10-24 07:04

ヘルパー占星術師河童母の世界